Wi‑Fi 6からWi‑Fi 7へ。Deco X20からeeroメッシュに移行した理由と結果

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はじめに

Deco X20(Ver.1.0)を長く使ってきたが、

IoTデバイスの増加、NAS(SeaweedFS)、Proxmox、RTX1200、2960L、モデルYなど、

自宅ネットワークの負荷は年々上がり、

Wi‑Fi 6世代の限界が見えてきた。

そしてもうひとつ、個人的に気になっていたことがある。

ネットワークは“透明性”と“更新頻度”が命。設計思想が合わないと、どうしても不安が残る。

Deco X20は良い製品だが、

ファーム更新の頻度や設定の自由度に“もやっ”とする瞬間が増えてきた。

そこで今回、メッシュWi‑Fiを eero 7+eero 6+ に刷新した。

結論から言うと、

技術者視点でも満足できる性能なのに、初心者でも簡単に扱える“異常に使いやすいメッシュ”だった。

なぜDeco X20から乗り換えたのか

■ AX1800の帯域不足

IoTが増えると 2.4GHz帯の衝突(CSMA/CA)が増加し、

実効速度が大きく落ちる。

■ ローミング遅延

802.11r非対応のため、

AP間移動時に再認証が発生し、動画や通話が固まる。

■ 設計思想の違い

Decoは“自動化重視”で、

ユーザーが細かく制御できない部分が多い。

これは初心者には優しいが、

秘密基地ネットワークのようにL2/L3を自分で設計したい人には少し物足りない。

私のネットワークは、

  • VLAN分離
  • DHCP最適化
  • APはブリッジ運用
  • サーバ群は別セグメント

という“趣味と実用が融合した構成”なので、

透明性と制御性が高い製品の方が相性が良い。

eeroを選んだ最大の理由

ここが今回の記事の“とっつきやすさ”のポイント。

■ eeroはネットワーク知識ゼロでも高度なメッシュが組める

これは本当に強い。

  • 802.11k/v対応(高速ローミング)
  • MLO(Wi‑Fi 7のマルチリンク)
  • 自動チャネル最適化
  • 自動バックホール最適化
  • 自動セキュリティ更新
  • 自動バンドステアリング

これらを ユーザーが何も設定しなくても勝手に最適化してくれる。

つまり、

技術者が求める高度な最適化を、初心者でも“触らずに”使える。

■ eeroは「Amazon × AWS」の技術が詰まっている

ここが“Decoとの決定的な違い”。

✔ Amazonは世界最大級のクラウド企業

AWSは世界中の企業が使うクラウドで、

ネットワーク・セキュリティ・自動化の鬼みたいな会社。

AWSが扱う規模は桁違いで、

  • 数百万台のサーバ
  • 数十万のVPC
  • 世界中のリージョン
  • 数Tbps級のバックボーン
  • 自動障害復旧
  • 常時アップデート

これらを 止めずに運用している。

✔ eeroはその思想を家庭用に落とし込んだ製品

eeroの設計思想は完全にAWS寄り。

  • 自動更新(セキュリティパッチが勝手に入る)
  • 自動最適化(チャネル・バックホール・ローミング)
  • 障害時の自動復旧
  • ログの最適化
  • 安定性重視のファーム設計

つまり、

AWSの「止めないネットワーク」を家庭用にしたのがeero。

これは他社には真似できない。

✔ 技術者が触っても違和感がない理由

eeroは家庭用なのに、

  • ブリッジモードが安定
  • DHCPを外部に任せられる
  • VLAN環境でも問題なし
  • L2/L3分離構成と相性が良い

これは AWSの思想が入っているから。

実際の構成

ONU

eero7

eero 6+(サーバ群向けアクセスポイント)
├── RTX1200(L3境界ルーター)
└── 2960L(L2スイッチ)

eeroは ブリッジモードで動作。

家庭用メッシュなのに、企業ネットワーク並みに扱いやすい。

移行後の変化(初心者にも伝わる体感)

■ ローミングが爆速

部屋移動しても固まらない。

Zoom・Teams・FaceTimeが途切れない。

■ IoTが落ちなくなった

2.4GHz帯の混雑が解消し、

スマートホームのレスポンスが改善。

■ NAS・Proxmoxの速度が安定

バックホールが強く、

無線アクセスでもストレスがない。

Deco X20との比較(技術+初心者向け)

項目Deco X20eero 76+
Wi‑Fi規格Wi‑Fi 6Wi‑Fi 7+6
バックホール弱いMLOで強力
ローミング802.11r非対応802.11k/v対応
2.4GHz帯混雑しやすい自動最適化で安定
接続台数20~30台で不安定50台以上でも安定
セキュリティ更新少なめAWS思想の自動更新
設定難易度中級者向け初心者でも簡単

まとめ

Deco X20からeero 7+6+への移行は、

技術的にも体感的にも大幅なアップグレードだった。

そして何より、

eeroはネットワーク知識がなくても、AWSの思想で最適化された“止まらないメッシュ”が使える。

これが最大の魅力。

Wi‑Fi 7は単なる規格更新ではなく、

生活とネットワークの両方を底上げするアップグレードだった。

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